入れたら出す


ノルウェーの北のトロムソに行ってきた。


わずか3泊しかしなかったことを後悔している。




まだまだ、この旅の興奮が冷めやらず、

そして冷ましたくなく、

この溢れ出すエネルギーをどうしたものかと考える。


先日友達が話していた。


「成功している人には、

3割インプット、7割アウトプットの法則があるんだって」



つまり、出すことが大切なのだと。





私は旅を通じて、

さまざまな情報、感情をインプットした。

しまくった。


が、

それの倍以上のアウトプットが必要だということか!




うおー、数字で考えるとそれは相当なアウトプットの量になるな。




アウトプット。


これに決まりはあるのか?


その形は数万、数億通りあるのではないか。


人それぞれに、人間の数だけ、

アウトプットのやり方があると思う。



話す、

書く、

語る、

作る、

歌う、

描く、

奏でる、

動く、


などの動作を利用して、

人間は様々な表現を可能にする生き物だ。



それこそがアウトプットであると思う。



決まりはない。


自分がやりたいように、伝えたいように、

表現し、外に出せばいい。



便秘のように、

入れた情報を身体に溜めておくのは

身体によくない。



出すのだ。




私はこれまで出す作業をしてこなかった。


例え、入れた情報は同じでも

その情報が入った媒介者が違えば、

出るものは必ず異なる。


それなのに、


私が感じた事など、誰もが感じることだ。


私が感じた事など、誰も興味はない。


私が知った事など、既に誰もが知っている。


私が感じた事など、平凡で希薄でつまらないことだ。





などと考えていた。




今考えてみると、どれ程自分を卑下し、自分を過少評価しているのであろうか。


そして、目を向けているのが、自分ではなく、明らかに外を向いている。

とても分かりやすく、他人軸な思考だ。



この考えは、

自分に対してとても失礼だと、今は思う。



自分に自信を持って!


という言葉より、


自分を大切にしなさい。


という言葉を自分に言い続けたい。



自信がなくとも、

実績がなくても、

自分を大切にすることはできる。


喜怒哀楽、全て、自分の大切な財産だ。



それらを感じる心を持つ自分を誇りに思おう。



そして、溜めるな。


出すのだ。



と、私は自分に言い聞かせる。



出した先にしか、新しい自分はいない。



そんな気がしている。






Amie